永大サッカーチーム を覚えていますか?

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ぬりぞう は平生町 生まれで今も平生町に住んでいます。

≫仮にいま、山深い田舎町で産声を
あげたばかりのサッカーチームが
あったとして、わずか3年の
うちに突如「J1」に昇格し、しかも
リーグ優勝を争う、あるいはまた、晴れの
天皇杯決勝戦に挑むといったシンデレラ
ストーリーはあり得るだろうか。
今をさかのぼること39年前の1975年        
(昭和50)年元旦、東京代々木の国立競技場
でそんな奇跡がまさに起きようとしていた・・・

いったい、なにがそんなにサプライズだったのか?

決勝戦に駒を進めたチームは、一方は釜本邦茂
を擁する「ヤンマーディーゼル」で、これは
誰がみてもしごく順当。ところがもう片方は、
日本リーグ昇格1年目の「永大産業(えいだい
さんぎょう)」というチーム

永大産業?ほとんどの人がどんなチームかを知らない。
それも創部して実質3年という、いわば
出来たてホヤホヤの新米チームだった。
その本拠地は山口県熊毛郡平生町(ひらおちょう)、
人口わずか1万3000人という地方          
の港町である。≪

「歓喜の歌は響くのか 永大産業サッカー部創部3年目の天皇杯決勝」斎藤一九馬 著  角川文庫より
   

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