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ベネッセと官僚

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2014年8月30日 @ 9:59 

 ふりーパパ氏のつぶやき

ベネッセの元会長が、ニュージーランドへ移住しています。酷いのは、マスコミの書き方です。以下のような表現で、犯罪者のような書かれ方をしています。合法的で何も問題はないと思われますが、個人情報の流出の責任を取ってないどころか、脱税をしているような書かれ方をしています。 

ベネッセ流出事件の責任者・福武前会長、巨額資産節税のため海外逃避 配当金で芸術活動


という表現です。日本社会の象徴のような気がします。ポイントは、日本で生活していると大半のお金は官僚の手によって、奪い取られる仕組みになっていることです。高学歴の人たちが、ほんの一部のお金持ちをいじめるような社会構造になっています。 

アメリカの場合には、相続税も高いといわれますが、相続人ひとりあたり、10百万ドルまでは無税です。マイクロソフトのビルゲイツ氏も、子供には大半の相続させないで慈善事業をやるといっていますが、子供には相続税が無税の範囲内では、相続させる方針です。日本の場合には、非課税相続資産は、一人あたりたったの2000万円くらいしかありません。 

また、高級官僚の中には、ソフトバンクの孫社長、楽天の三木谷社長やユニクロの柳井社長をぶっつぶすような発言をしているとんでもない官僚もいて、彼らの妬みや辛みは恐ろしいものがあります。彼らは学歴社会での優秀なのかもしれませんが、商売もやらずに、国のお金で楽々と生き残ることのみを考えている気がします。 

私も去年ニュージーランドへ移住しましたが、子供もいないし相続税対策などはまったく考えていません。この国は公務員の数も少なく、自由な雰囲気のある国であることが気に入っているから移住しました。こちらで、慈善信託なども作ることを予定していますが、日本のように官僚を受け入れないと課税するようなものにはしたくないからです。 

ニュージーランドは、国民自体があまり国の関与を好まないこともあり、1990年の行政の大改革以降、経済運営などはかなりうまくいっています。本来、国民も自分のことは自分でするという基本的な概念を貫いていることはすばしいと思っています。考え方次第ですが、本来の国民のために働く官僚が、官僚組織自体が大きくなりすぎて、組織のために官僚が働くようになったことが日本の失敗ではないかとも思います。