広電路面電車 高架で広島駅に乗り入れ
2014年9月4日 @ 15:43
(広島市資料より)
路面電車が高架になることで、広場内の機能の立体化が可能となりました。
これまで12バースしかなく周辺に分散していた広島駅のバス停は22バースにまで拡張されます。
これまでバスと同じ広場の西側にあったマイカー利用者向けのスペースは東側へ移動し、駐車台数は周辺の駐車場の整備状況などを鑑みて約半数の23台と設定されました。
タクシースペースの規模はこれまでと変わらないようです。
高架で乗り入れることとなる路面電車は乗車場と降車場をそれぞれ4ヶ所整備し、行先ごとにホームを分離します。
JRを含む3者で合意したことにより、JR西日本による現在の駅ビルの建て替えが確定的になりました。
ビルは広場の半分より北側を占めるJR西日本の所有地いっぱいに建てられるものと思われます。
一番上の画像では黒い二点鎖線で示されるのが市有地との境界線ですので、バス乗り場の半分以上は駅ビルの1階に設けられることになります。
“駅ビル内における歩行者空間の整備”が盛り込まれたことにより、
新ビル内2階の南側で広場内を東西に貫く通路と、そこからA・B・Cブロック、さらにB・Cブロックを繋ぐペデストリアンデッキも今回の基本方針で計画されています。
また駅前大橋線で当初廃止の予定だった区間では、利便性の低下が懸念されるとして的場町から左折し本線稲荷町方面へ入る環状ルートも合わせて整備することが決められました。
猿猴橋町電停は廃止になりますが、こちらはペデストリアンデッキの整備やバス停の移設で対応するとのこと。
「的場町」、「段原一丁目」電停は存続となりますが、新設線内(駅前大橋線)の5号線にも、松川町に新たに電停が設けられるようです。