ネットショップにおける最も有効な集客経路として、「検索結果での上位表示」というものがあります。例えばあなたがアクセサリーを扱っているショップを運営しているとして、かつそのショップが「アクセサリー 通販」という検索キーワードで1位に表示されれば、広告予算をかけなくとも毎日多くの「アクセサリーを買いたいと思っている人」があなたのショップに訪れるでしょう。
しかし、ご存知の通り見つけて欲しいキーワードでGoogleやYahoo!などで上位表示されることは簡単なことではありません。あなたがネットショップで商品を売るために見つけて欲しいキーワードというのは、高い確率で他の誰かも同様に考えて対策を行っているからです。(とてもニッチなキーワードやジャンルではまた別ですが)質の高いコンテンツを定期的に更新したり、ソーシャルメディアを多用したり、広告を出稿したり、レビューをしっかり書いてもらったりするなどしてサイト、及びネットショップを運用していかないと検索エンジンから「上位表示すべきサイト」と認められないので、一昼夜で上位表示を獲得することも難しいのです。
先に述べたとおり検索エンジン対策(SEO)を行うには様々要素が必要になってきますが、今回はSEOの基礎となるサイトタイトル、つまりネットショップの名前の付け方について紹介をしたいと思います。
見つけてもらえるネットショップの名前とは?
何を売っているかわかる名前
実際に自分が検索をしている状況を思い出して欲しいのですが、検索結果にでてくるものは「サイトタイトル」です。画像やそのサイトのコンテンツが表示されるわけではありませんよね。いくら素晴らしい商品を販売していても、どんなサイト(ショップ)かわかりにくいと検索結果からの流入は見込めません。しっかりショップのタイトルに販売している商品、またはジャンルを盛り込み検索で探しものをしている人に対してわかりやすいネーミングにしておきましょう。
島原そうめん・うどんの通販ショップ「そうめんの山道」
ベリーダンス衣装のセレクト&リサイクルショップ CHAKA*
お客様が検索するキーワードを含める
あなたのネットショップで商品を購入するお客様はどんなキーワードを検索して、その商品を探しているでしょうか?見込顧客に見つけてもらうには「そのお客様が誰か?」を把握し、その人の考え方を徹底的に考える必要があります。例えば若い女性向けに可愛らしいポーチを販売しているショップであれば、タイトルを「ポーチのショップ○○○」とするよりも「可愛いポーチのお店○○○」としたほうがいいかもしれません。なぜならあなたが購入して欲しい人は「ポーチ」を探している人ではなく、「可愛いポーチ」を探しているからです。お客様が求めているもの(検索して探すもの)と、あなたのショップの強みや価値が一致しているのであればそれをショップのタイトルに入れない手はないでしょう。
Googleが無料で提供している「GoogleAdWordsキーワードプランナー」というツールを活用するのも有効です。AdWords広告のアカウントが必要になってきますが、これを使うとどんなキーワードがどのくらい検索ボリュームがあるか簡単に調べることができます。(また別の記事でGoogleAdWordsキーワードプランナーについて紹介したいと思います)
たとばこちらの「阿波ツクヨミファーム」というショップさん、こちらのショップ名を”安心・安全の有機野菜やお米の通販ショップ「阿波ツクヨミファーム」”としたほうが有機野菜を探している方々に対してアプローチしやすいと感じます。
覚えやすく読みやすく、他とかぶらない名前
たまに英語のスペルで読み方がわからない、また長いショップ名を見ることがありますが、名前を覚えてもらわないと再度探してもらうことが難しくなってきます。また友人にもおすすめしてもらえません。名前がわからない、もしくは思い出せないから。これから末永く付き合うあなたのショップの名前、これからのお客様にも慣れ親しんでもらえるようわかりやすい名前にしてあげてください。わかりやすいということはリピートしてもらいやすいということです。
また他のブランドやショップとかぶらないかどうか、一度検討しているショップ名で検索してみてどんなサイトがヒットするか確かめてみるのも重要です。可能であれば同じ名前のサイトやブランドが上がってこないタイトルとすべきでしょう。